「国家レベルの詐欺だ」 高速道路の有料期間50年延長に不満噴出、施設老朽化で窮余の策も 無償化やはり棚上げか

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国交省は高速道路で利用者から通行料を徴収する期限の延長法案を国会に提出する方針を固めた。無償化を事実上棚上げしたように見えるが、裏側に何があるのだろうか。

国交相が料金徴収期限延長を明言

高速道路(画像:写真AC)
高速道路(画像:写真AC)

 国土交通省はこのたび、高速道路で利用者から通行料を徴収する期限の延長法案を国会に提出する方針を固めた。無償化を事実上棚上げしたように見えるが、裏側に何があるのだろうか――。通行止めになった中国自動車道に工事用車両が集まっている。広い道路上をヘルメット姿の作業員が忙しそうに動き回る。大阪府豊中市刀根山元町付近では、床版と橋げたの更新が予定されている豊中高架橋(延長1975m)の工事に向け、通行止め初日の17日から本格的な作業が始まっていた。

 中国道は1970(昭和45)年、大阪万博の開催に合わせて開通した。50年以上が経過し、橋梁部分の損傷が著しい。豊中高架橋では床版や橋梁にコンクリートはく離やひび割れ、鉄筋の腐食が見つかっている。

 通行止め区間は、大阪府吹田市の吹田ジャンクション(JCT)-大阪府池田市の中国池田インターチェンジ(IC)間10.7km。豊中高架橋のほか、宮の前高架橋など高架が連続することから、6回の通行止めが予定されている。今回がその最後で、3月26日まで続く。西日本高速道路は「ご迷惑をおかけするが、100年先の安全のため理解してほしい」と述べた。