認知度9割以上! それでも「電動キックボード」が普及しない、身もフタもない事情

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話題の電動キックボードだが、実際に私生活で利用している人はどのくらいいるのだろうか。

普及に向けたさまざまな動き

ループのウェブサイト(画像:ループ)
ループのウェブサイト(画像:ループ)

 電動キックボード利用に関するルールの早急な普及に向けて、すでに企業や団体はさまざまな取り組みを実施している。

 例えば、レンタル電動キックボードのシェアリングサービスを手掛けるLuup(ループ、東京都千代田区)では、自治体と協力して安全講習会を開いている。講習会では警察交通課も立ち会いのもと、電動キックボードの安全講習会や走行ルール、利用方法がレクチャーされ、私有地内での試乗も体験できるようだ。

 自転車と同様に小回りの利くキックボードは、

・駐輪場の整備
・交通ルールの認知度

などがより発展すれば、将来的に街中を移動する際のインフラ的な存在になる可能性もある。交通ルールが浸透せずに普及していけば、大きな混乱を招く要因になりかねない。

 同社ののように自治体を巻き込んで、広い世代に正しい乗車方法を普及させていくのが、最も重要な対策といえるだろう。新たな交通インフラとして、電動キックボードが活躍する日が来るのか、将来を左右するのは創世記となる“今”なのかもしれない。

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