電動キックボードで都心を疾走したら、皆さんから「邪魔者扱い」されている理由がわかりました

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新たなパーソナルモビリティとして注目される電動キックボード。ただ、不慣れなうちは利用に当たって注意すべき点が多数ある。

ヘルメットの着用は任意だが…

電動キックボードのイメージ(画像:写真AC)
電動キックボードのイメージ(画像:写真AC)

都心部を中心に急速に普及している電動キックボード。

 街の至るところにポート(専用駐車場)があり、気軽に利用できるようになった一方、安全性に対する懸念の声も聞こえてくる。2022年9月には東京都内で全国初の死亡事故も発生した。

 今回、実際に交通量の多い地域で電動キックボードを体験してみた。電動キックボードの利便性や使い勝手、ひいては危険性なども考察していく。

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 東京、大阪、横浜、京都などを中心に多数のキックボードや電動アシスト自転車のシェアリングサービスを展開しているLuupのサービスを利用してみた。同社のサービスの特長は、短距離移動アプリ「LUUP」を使って、いつでも簡単にキックボードに乗れる点にある。今回は表参道周辺で試した。

 Luupの電動キックボードは、小型特殊自動車に分類されている。当然、小型特殊自動車を運転できる免許証が不可欠となる。原動機付自転車免許では乗車できないので気をつけてほしい。

 電動キックボードは歩道を走行できると思っている人も多いかもしれないが、Luupの機種は自転車でもなく、原付きでもなく、あくまでも免許が必要な車両として扱う必要がある。そのため、歩道は走行できない。

また、ヘルメットの着用は任意となるが、スクーター用のヘルメットを被っている利用者も見かけた。ヘルメットを被らなくても利用できる手軽さが魅力ではあるが、乗車中に転倒し、死亡するという事故も実際に起きている。そうしたことを考えるとヘルメットの着用を強くおすすめしたいところだ。

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