認知度9割以上! それでも「電動キックボード」が普及しない、身もフタもない事情

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話題の電動キックボードだが、実際に私生活で利用している人はどのくらいいるのだろうか。

法改正による電動キックボードの緩和

電動キックボードに乗る人(画像:写真AC)
電動キックボードに乗る人(画像:写真AC)

 では新しく公布された道路交通法が施行された場合、電動キックボードのルールはどのように変化するのだろうか。最も大きな違いは次の4点だ。

・免許証が不要になる
・ヘルメットの着用が任意になる(装着推奨)
・16歳以上の乗車制限が設けられる
・自転車レーン、路側帯の通行が可能となる

 従来は原動機付自転車、または普通自動二輪車として扱われていた電動キックボード。新法が施行されたあとは、特定小型原動機付自転車に変更されるため、免許証が不要になるのだ。

 現状では施行されるのは2024年ごろと見込まれている、新たな道路交通法。電動キックボードを利用するハードルがグッと下がるため、普及に向けての大きな追い風になるといえるだろう。

 しかし、ここで懸念されるのは、道路交通法の知識がない“無免許者”がどこまで安全に乗車できるかという問題だ。無知のままスピードの出る乗り物に乗ってしまえば、いつ大きな事故と遭遇してもおかしくない。電動キックボードの正しい乗り方を流布させるためには、どのような対策が必要なのだろうか。

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