「東京ディズニーランド」「東京ドイツ村」 なぜ千葉県の大型施設には「東京」がよく使われるのか

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千葉県では大型施設の名称に「東京」が頻繁に使われている。なぜか。千葉県のイメージの変遷をたどる。

「東京」を冠する千葉スポット

「東京」ディズニーランド最寄り駅の舞浜駅(画像:写真AC)
「東京」ディズニーランド最寄り駅の舞浜駅(画像:写真AC)

 東京都内になくても、名称に「東京」が入る会社やマンション・アパート、店舗は多い。大きな意味での東京圏という意味なのだろう。当然、イメージをよくしたいという思いも働いている。首都圏以外でも、知名度の高い中心都市の名称を冠することはよくあり、特に珍しいことではない。しかし、千葉県では県のシンボルとなるような大型施設の名称にまで「東京」が頻繁に使われている。2004(平成16)年には民営化に伴い「成田国際空港」に改名したものの、新東京国際空港(成田市)、東京ディズニーランド、東京ディズニーシー(ともに浦安市)、東京ドイツ村(袖ヶ浦市)など、ベイエリアでは「東京湾」に面しているという理由で「東京」を使用する施設が多い。ここまで主要施設に他の都市の名称を使用する県も珍しい。

 もちろん、背景にはイメージをよくしたいという思いが強くあることは間違いない。また、そのほかの大きな理由のひとつとしては「CHIBA」という言葉の響きが英語の薬物を意味するスラングに似ており、外国人には印象がよくないことから、外国人の利用が多い施設において敬遠されたということもある。

 しかし、それならば県ではなく市の名称や、千葉県をイメージさせる別の言葉を使うことも考えられただろう。なぜ千葉県ではここまで「東京」を冠するのだろうか。