お得な高速道路「無料区間」 だが注意しないと大変なことに! 忘れちゃいけない「有料道路」との違いとは
料金を支払わないでも走行できる、高速道路の無料区間。お得でうれしい響きだが、有料区間との違いもあり、注意が必要だ。
1. 片側1車線通行の区間が多い
無料区間でつくられる高速道路は、NEXCOでは採算が難しいとされる区間が多く、いわゆる交通量少なめなローカル路線が多い。同じ高速道路でも、地域によって交通量の差はかなり差がある。
有料区間では、ところによっては片側3車線や片側4車線というところもあるが、無料区間では片側1車線の対面通行のところが多い。全体の約6割が片側1車線だ。
片側1車線区間では、前にいる車の追い越したり後方から来た車に先を譲ったりといったことが難しく、多くのドライバーがストレスを抱えやすいという欠点がある。
また、事故や故障車などの突発的な車線規制や、天候や天災などによるダメージに弱く、片側2車線に比べると、通行止めをはじめとした交通規制が発生しやすい点も特徴と言える。
無料区間を通る際には事前に交通情報をしっかり確認することと、実際に走行する際は前の車との車間距離を広めに開けて、ゆとりを持って運転することが重要だ。