配達員がオートロック解錠して「置き配」マンション住民に好評 86%が「宅配ボックスよりいい」
オートロックマンションを解錠し、自宅前まで荷物を宅配する「置き配」に関する実証実験が東京都内で行われた。マンション住民にはおおむね好評だった。
「宅配ボックスに行く手間が省ける」
![置き配のイメージ(画像:写真AC)](https://merkmal-biz.jp/wp-content/uploads/2022/10/221018_oki_01.jpg)
ビットキー(東京都中央区)は、日本郵便と共同で、東京都内の大規模オートロックマンションに配達されるゆうパックを対象に「置き配」の実証実験を実施。参加世帯を対象とした「オートロックマンションにおける置き配ニーズ」に関する調査をまとめ、結果を公表した。
2022年7月19日(火)~8月5日(金)、江東区の大規模分譲オートロックマンションで参加意向のあった81世帯を対象に行った。
同実験には、同社が開発したスマートロック「bitlock GATE」を活用。配達員が専用のスマートフォンアプリを用いて共用部のオートロックを解錠し、配達先の玄関前へ置き配した。
それによると、90.1%が「従来の受け取り方と比べて置き配が便利」と回答。95.0%が「今後も継続して置き配を利用したい」と答えた。継続したい理由の8割超は「再配達の手間が省ける」「宅配ボックスに行く手間が省ける」だった。
また、86.0%が「宅配ボックスより置き配を利用したい」と回答。かさばる・重い荷物がある際、玄関前まで届けてくれる置き配は便利と感じたようだ。
宅配をめぐっては、近年のEC利用増加に伴い、配達員の業務負荷の増大が課題となっている。