航空需要回復のカギは中国にあり! 東アジア便再開相次ぐも、厳しい入国規制が「最後の砦」だ

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日本は2022年10月11日から「入国数の上限撤廃」「外国人の個人旅行」が解禁となった。しかし、航空需要の全面回復にはまだ相当な時間がかかりそうだ。

今の日本は円安、中国から旅行ゼロだと経済的損失も

新型コロナ以前の中国・上海中心部(画像:シカマアキ)
新型コロナ以前の中国・上海中心部(画像:シカマアキ)

 JAL国際線は10月以降、全体の減便率がほぼ半数(50%)まで戻している。主なエリア別の計画便数/減便便数(週ごと)を見比べると、東アジア路線の減便が今も非常に多いのが分かる。その多くは中国路線だ。

・北米路線:2444便/469便
・欧州路線:1282便/514便
・ハワイ路線:1316便/613便
・東南アジア路線:3012便/474便
・東アジア路線:1740便/1487便 → 4456便/3648便(2022年10月30日以降)

 東アジアにおける中国の影響力は大きい。開国しないまま取り残されるままだと、中国政府にも「焦り」が出てくるかもしれない。日本の場合、中国との台湾問題も抱えている。鎖国を続けていた台湾もやっと重い腰を上げ、全面開国へ向けてかじを切った。もともと日本人、そして台湾人の双方間の旅行は人気が高い。日台間の行き来が増えて活気が出ると、中国は果たして黙ったままでいるだろうか。

 しかも、日本は今、空前の円安である。インバウンド(訪日外国人)にとって日本での買い物はとてもお得だ。日本での「爆買い」といえば、一時期の中国人旅行客のイメージがいまだ根強い。中国からのインバウンドが戻らないと、経済的な恩恵は限定的との見方もある。東アジアの航空需要、その本格回復のカギは、やはり「最後のとりで」である中国が握っているといっても過言ではないだろう。

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