鉄道の相互乗り入れに欠かせない「共通規格」 各国で大きく相違、ヨーロッパは一体どんな対応をしているのか?
各社で異なる鉄道の規格。相互乗り入れ運行を行う場合などには、その共通化が必要となる。各国で規格が異なるヨーロッパでは、どのような対応がなされているのだろう。
汎用型車両、国境越えて活躍

地上側の信号や運輸指令所などの設備と組み合わせて使用するため、単独で使用することはできない。
Level2では、信号の受信をGSM-Rによる通信で常時監視し、地上側の信号装置などの設備は任意となるが、列車の位置検知や状態のチェックについては、ERTMSの範疇(はんちゅう)を超え、地上側の設備で監視される。
Level3はLevel2をベースにしているが、ERTMSのシステム範囲内で管理され、地上側の設備はユーロバリス以外は不要となる。
現在、主に国際列車が多く通過する主要幹線や、高速新線を中心として各国で整備が進められ、Level2の設置が主体となっている。
整備が完了した路線には、ERTMSに対応した車両が投入され、運転されている。また近年、メーカーも再び4電圧に対応した車両を開発しており、ERTMS/ ETCSの搭載によって真のヨーロッパ汎用型車両として、国境の垣根を越えて活躍している。