災害時「もっとも役立つ」乗り物はバイク? 被災各地で活躍したヒーロー「バイク隊」はいま

キーワード :
, , , ,
さまざまな災害に見舞われる日本において、発災時に目覚ましい活躍を見せるバイク。その特性と過去の実績、また今後の展望などについて考える。

バイクの利点と役割

原付バイクのイメージ(画像:写真AC)
原付バイクのイメージ(画像:写真AC)

 有事の際、バイクの役割は偵察や情報収集などの部分での活躍が期待される。

 例えば自衛隊でも、偵察部隊の車両はオフロードタイプの2輪車が用いられ、狭いところも進める取り回しの良さ、走破性の高さがメリットとなっている。

 また、誰もが乗れるという点を生かして、50ccスクーターも一部消防団のバイク隊に採用されている。

 東日本大震災では、静岡市オフロードバイク隊が展開した。情報収集は岩手県久慈市から福島県南相馬市までの南北約500kmという広範囲に及び、被害情報収集活動を中心に活躍したという。

 とはいえ、ヤマハのFIST-AIDプロジェクトでも、震災直後は危険な状態が続いており、みだりに動き回ることは危険だとしている。だんだんと状況把握が進み、安全が確保されればバイクが役立つと注意喚起する。

 これは災害時に限らないが、スマートフォンが普及した現代では情報の取得そのものは容易になった。しかしデマやフェイクが混在しているケースも少なくなく、その見極めはむしろより困難になっていると言える。

 その点、より現地に近い場所で活動するバイク隊から得られる情報は信頼性が高いと言えるのではないだろうか。

全てのコメントを見る