災害時「もっとも役立つ」乗り物はバイク? 被災各地で活躍したヒーロー「バイク隊」はいま

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さまざまな災害に見舞われる日本において、発災時に目覚ましい活躍を見せるバイク。その特性と過去の実績、また今後の展望などについて考える。

減少する隊員、今後は?

原付バイクのイメージ(画像:写真AC)
原付バイクのイメージ(画像:写真AC)

 バイク隊の活動は現在どのようになっているのか。

 2021年12月の静岡新聞の記事によれば、残念ながら静岡市のバイク隊は、ピーク時に40人以上いた隊員が8人も減ったとある。残った32人の平均年齢は44歳ということだ。

 三島市、川根本町にも同様のバイク隊があるが、三島市のバイク隊には20代の隊員がひとりと、若手の確保に苦労している様子がうかがえる。

 静岡市のバイク隊は、同県で最も長い歴史を持ち、阪神大震災後の1996(平成8)年に発足した団体だ。2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震でも活躍したという。

 これだけの実績を有するが、バイクの操縦、特に災害時の悪路に対する特殊な技術を身につけることが難しく、また市の職員で構成されたバイク隊は、管理職になると兼務ができなくなるなどのことから、続けられないメンバーも少なくないようだ。

 そこで、ドローンを併用した活動も検討されているという。

 この方法であれば、バイクで安全な場所かつ、ドローンが飛ばせる場所へ移動し、情報収集が行なえると期待しているということだ。

 若者のバイク離れなどを背景に、活動の勢いがやや衰えている向きのあるバイク隊だが、防災月間を機にもう一度その活動に目を向けてみたい。

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