物流倉庫の「アシストロボット」展示 ラピュタロボ、都内にデモ施設と新オフィスをオープン
ロボティクスプラットフォームを提供するラピュタロボティクスが、約400平方メートルのデモ施設を併設した新オフィスを正式オープンした。
需要高まる省力化・省人化
ロボティクスプラットフォームを提供するラピュタロボティクスは、2022年6月28日(火)、東京都江東区木場に約400平方メートルのデモ施設を併設した新オフィスを正式オープンしたと発表した。
物流業界では近年、労働力不足やEC需要の急拡大に起因する小口配送の増加などによって、ひとりあたりの業務量が増加している。さらに、物流業界の「2024年問題」として、ドライバーの時間外労働に上限規制が適用されるなど、運送業や倉庫業における省力化・ 省人化への需要がますます高まりつつある。
そうした需要の高まりを受け同社は、既存のオフィスの約2倍の広さのデモスペースを有する新オフィスをオープン。デモスペースには約20~25台のピッキングアシストロボットが常備されている。
これにより、従来以上に効率的な開発が可能になったほか、デモスペース見学者の収容人数を増やすことができるようになった。
同社は、EC大手のアスクルへ34台の自律走行型協働搬送ロボット「ラピュタPA-AMR(Autonomous Mobile Robot)」」を導入し、従来と比較し生産性が約1.8倍に向上、ピッキング作業に必要とされる人員の約3割減などの成果を上げている。