高層マンションからJR新駅まで 日ハム「球場移転」で変わる街、ファン受け入れ体制は万全か?
北海道日本ハムファイターズが、2023年春から本拠地を北広島市内の新球場へ移転する。新名所の誕生に湧く地元。まちの景色や交通網も、姿を変えようとしている。
報道陣に公開された新球場の内部

日本ハム球団が北広島市に移ることになった理由は、札幌ドームの所有者である札幌市と日本ハム球団のせめぎ合いから。結局、球団側は札幌市と決別し、誘致に名乗りを上げた北広島市へ移ることになり、2020年春から新球場の建設に着手していた。
周辺エリアを含めた名称は「北海道ボールパークFビレッジ」で、球場名は「エスコンフィールド北海道」。約5万平方メートルの敷地内に、地上6階地下2階、収容人数3万5000人を見込んでいる。
2022年春、報道各社に初めて内部が公開された。中央に置かれた球場部分はまだ整地されていないが、球場を中心とする内外野スタンド、バックネット裏席はほとんど出来上がっている。
球場内を1周できるコンコースなども形を現しており、バックネット裏に設けられた個室「ダイヤモンドボックス」は、ホームベースまで最短15m。国内のプロ野球場では最も近くでプレーが見られるという、臨場感あふれる造りになっている。
1、3塁側の観客席上に設けられる、縦16m横86mの大型ビジョンの設置作業も順調に進み、大きな画面が取り付けられるのももうすぐ。外部の全面を覆うガラス壁、球場を覆う固定屋根と稼働屋根も姿を現した。
2022年5月末には、札幌ドームでのセパ交流戦に勝利した日本ハムの選手たちが工事現場を訪れ、その威容な姿に歓声を上げた。6月初めの工事進捗率は、80%という。