来場者2万人の鉄道技術展! 8回目で初めて「大阪」開催されたワケ

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鉄道・交通システムやインフラ技術など、あらゆる鉄道技術に関わる企業や団体が集まる「鉄道技術展」が2022年5月に開かれた。8回目にして初めて大阪で開かれた同展。果たしてその理由は。またメリットとは?

主催者予想を上回る来場者数

 それゆえ、来場者の期待も高かったのであろう。会場には多くの来場者が集まり、賑わった。たとえば会期初日の25日の会場時間(午前10時)の直前には、会場の入口に来場者の長い行列ができた。

 ここで、前回の「鉄道技術展」とイベントの規模を比べてみよう。

 2021年に幕張メッセで開催された「鉄道技術展」は、出展者数が535で、3日間の登録入場者数は2万4717人だった。いっぽう今回の「鉄道技術展・大阪」は、出展者数が270で、3日間の登録入場者数は1万8348人であり、前回には及ばなかった(数値は主催者発表)。

 ただし、登録入場者数は、主催者の予想を上回った(公開資料「開催初日の様子」には1万5000人規模と記されている)。また、今回は前回よりも会場のスペースがコンパクトだったためか、来場者の密度や会場の賑わいが前回とあまり変わらないように感じた。

 なお、主催者は、次回の「鉄道技術展」が2023年11月8~10日に幕張メッセで開催することを、今回の会場に貼られたポスターやウェブサイトで公開している。

 いっぽう執筆時点(2022年5月30日)では、次回の「鉄道技術展・大阪」の情報がウェブサイトに掲載されていない。このため、大阪で再び開催されるかはわからない。

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