なぜ原付二種の困窮度は「約62%」に達しているのか? 駐車場が増えても不足感が消えない根本理由

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50cc原付の生産終了と車体が大きい「新原付」の登場は、都市のインフラに新たな難題を突きつけている。都市部での駐輪困窮度が全国平均の1.8倍に達するなか、国も対策に本腰を入れ始めたが、現場の対応には大きな温度差がある。限られた都市空間をめぐる、インフラ整備の構造的課題と新たな解決の方向性を追う。

車体の大型化と駐車場所の問題

 日本の経済を長い間支えていた50ccバイクは、排ガス規制への対応が難しくなり生産が終わった。代わって現れたのが125ccの新原付だ。これは

「原付免許で小型二輪に乗れるようになった」

と間違えられることもあるが、最高の力を50ccバイクと同じところまで制限した、出力を抑えた125ccバイクである。そのため時速60kmを出すことはできず、そうした作り変えは法に触れる行いとなる。

 メーカーが車体を共通して使う背景には、世界の市場で行き渡っている車体を使って

・開発費用を抑え
・厳しい規制を通り抜ける

という経営上の判断がある。しかし、走る力を制限しても車体の大きさや重さは変わらない。

 ここで駐車場所の問題が持ち上がる。日本に多い「自転車・原付併用駐輪場」は昔ながらの50ccバイクの大きさに合わせて作られているため、新原付を同じように扱おうとすると狭すぎる。

 大きくなった乗り物を受け入れることは、敷地あたりに集められる台数が減り、駐車場の使い方の効率が落ちるという問題も含んでいる。以上の背景をもとにして、さらに話し合いを進める。

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