「再開発したのに、なぜ不便なのか?」 小岩駅前“評価3.2”施設が映す、下町再開発の大難題

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2033年まで続く小岩駅前の大規模再開発。しかし、開業した「ファスタ小岩」では空きテナントや複雑な館内動線が目立ち、グーグル評価は3.2に低迷する。下町再開発が抱える現実と、街の個性をどう残すかを追った。

ファスタ小岩南口の構造的課題

筆者が撮影した写真。2026年4月時点(画像:宮田直太郎)
筆者が撮影した写真。2026年4月時点(画像:宮田直太郎)

 しかし筆者(宮田直太郎、フリーライター)が2026年4月に見た限りでは、南口西側のファスタ小岩には、いくつか気になる点があった。

 まず、大規模な取り壊しを経て進められた再開発でありながら、施設は道路によってわかれ、3館構成となっている。さらに、専門学校やマンションの区画もあるため、商業施設として使える部分はかなり狭い印象を受けた。その影響もあってか、テナント集めには苦労しているように見える。

 もっとも、最初に開業し、小岩駅に最も近い「ファスタ小岩 I」には多くのテナントが入っていた。大手飲食チェーンのほか、フィットネスジムや漫画喫茶、証券会社などが並び、ショッピングモールというより、雑居ビルに近い顔ぶれとなっている。

 一方、道路を挟んだ「ファスタ小岩 II」の状況はさらに厳しい。空きテナントが見られるほか、入居しているのもゴルフシミュレーターやクリニックなど、高い家賃でも成り立ちやすい業種が目立つ。普段使いしやすい店は少ない印象だ。

 また、「II」の2階には再開発組合の事務所が入っていたが、本来なら商業施設の中心となるペデストリアンデッキ上に置く必要性は感じられなかった。

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