「キムタクが乗るなら、やっぱりEVだよね」 スターの洗練イメージに共感する一般層――ネットアンチの過激バッシングは世間とズレているのか?

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日本のドライバー1000人調査で、EVは価格や充電の不便さで購入に慎重な一方、静音性や環境配慮では高評価。現実の制約と理想像の隔たりが普及を遅らせている現状が浮かび上がった。

EVへの二極化する視線

EV充電イメージ(画像:Pexels)
EV充電イメージ(画像:Pexels)

 電気自動車(EV)をめぐる議論は、売れるか売れないかといった表面的な話ばかりが目立つ。だが、実際に車を運転する人たちの考えは、ネット上にあふれる過激な言葉ほど単純ではない。

 ホンダアクセスが2026年3月12日に発表した「クルマとEV(電気自動車)に関する意識・実態調査2026」は、日本のドライバーがEVに向ける実際の視線を明らかにした。調査対象は、自家用車を月に1日以上運転する20歳から69歳のドライバー1000人である。

 結果を読み解くと、EVへの見方は大きくふたつにわかれている。ひとつは、日常の道具としての厳しい評価であり、もうひとつは、頭のなかにある憧れを含んだイメージの評価だ。自分の暮らしを支える道具としての価値と、メディアが作り出した洗練された象徴としての価値が、完全に切り離されている。

 ネットでEVを執拗に批判する層は、世間一般が抱く前向きな期待から取り残されている。インフラ整備が遅れるなかで、期待だけが先行して膨らみすぎた結果、かえって普及が進みにくくなっていることが数字に示されている。

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