「キムタクが乗るなら、やっぱりEVだよね」 スターの洗練イメージに共感する一般層――ネットアンチの過激バッシングは世間とズレているのか?
日本のドライバー1000人調査で、EVは価格や充電の不便さで購入に慎重な一方、静音性や環境配慮では高評価。現実の制約と理想像の隔たりが普及を遅らせている現状が浮かび上がった。
不安が並ぶ実用評価

調査では、エンジン車やハイブリッド車を所有する628人に、EVの印象を尋ねている。すると、車両価格が高い(42.5%)という意見が最も多く、次いでバッテリー残量を気にしなければならない(37.6%)、充電スポットを探すのに手間がかかる(37.4%)といった声が続いた。さらに航続距離が短い(32.6%)、充電時間が長い(30.9%)など、使い勝手の不便さを指摘する意見も多い。
購入を控える理由もほぼ同じ傾向である。車両価格が高い(52.4%)、充電インフラが不足している(42.2%)、航続距離が短い(35.4%)、充電時間が長い(31.4%)といった回答が並ぶ。これまでEVに懐疑的だった層は、自分たちの主張が2026年になっても維持されていることに安心感を覚えるかもしれない。だが、この「変わらなさ」こそ、ネット上の過激な批判が実情を反映していないことを示している。一般のドライバーの懸念は、購入を前提とした具体的な検討であり、感情的な拒否ではない。
不安が残る理由は、購入時の費用負担だけではない。後で売る際に価値が下がる懸念や、充電に費やす時間が生活の効率を下げると感じることも影響している。結果として、EVを見る目は環境への配慮や走行性能ではなく、コストと時間の効率という現実的な判断に集約される。現在のドライバーにとって、EVは暮らしに役立つ道具として冷静に評価される対象であり、感情的に批判する層とは視点が大きく異なっている。