「ディーラーに勧められたので…」残クレ利用者の7割がハマる「全額利息」という沼――なぜ月々の支払いは軽く見えるのか?

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月々の安さに惹かれ、利用者の50.0%が選ぶ残クレ。だが、仕組みを正しく知る人はわずか32.8%に留まる。最新調査が暴くのは、56.2%もの人が精算時のリスクをのみ込めぬまま判を押す危うい実情だ。ディーラーの提案に潜む「安さ」のイメージと、家計を揺さぶりかねない現実のズレを浮き彫りにする。

残価設定ローンの実態

自動車(画像:写真AC)
自動車(画像:写真AC)

 新車を買う場面で当たり前になった残価設定型ローン(残クレ)。その実態について、153万人の登録者を持つYouTubeチャンネルを運営する税理士の菅原由一氏が、全国の利用者180人を対象に調べた。2026年2月に行われたこの調査からは、利用者の思い込みと現実の間に、小さくないズレがあることが浮かび上がってきた。

 この支払い方を選んだ理由として、半数の50.0%が「月々の支払い額を抑えたかった」と答えている。手元の現金を残しながら新車に乗る。一見すると賢いやりくりに見える。だが、お金の動きを細かく見れば、今の生活を守るために、実はかなり高い手数料を支払っていることになる。月々の負担が軽く見える陰で、将来の稼ぎを今の消費のために、不利な条件で前借りしているわけだ。

 また、40.6%が「ディーラーに勧められた」とし、24.4%が「本来は手が届かない価格帯の車に乗りたかった」と答えた。ディーラー側の勧めに乗る形で、自分の稼ぎに見合わない大きな借金を抱えている利用者が少なくないことがわかる。表向きの支払額の低さに目がくらみ、家計のバランスが崩れていることに気づかないまま、判を押しているのが現実のようだ。

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