「ディーラーに勧められたので…」残クレ利用者の7割がハマる「全額利息」という沼――なぜ月々の支払いは軽く見えるのか?
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月々の安さに惹かれ、利用者の50.0%が選ぶ残クレ。だが、仕組みを正しく知る人はわずか32.8%に留まる。最新調査が暴くのは、56.2%もの人が精算時のリスクをのみ込めぬまま判を押す危うい実情だ。ディーラーの提案に潜む「安さ」のイメージと、家計を揺さぶりかねない現実のズレを浮き彫りにする。
判断の材料

クルマを持つことが、これほど複雑な仕組みになった時代はほかにない。昔のように「買う」か「借りる」かといった、分かりやすい二択ではなくなった。便利な方法が次々と現れる一方で、中身をよく知らないまま、イメージのよさだけで大きな決断をしてしまいがちだ。
これから先、技術が進化する勢いはさらに増していくだろう。電気自動車への移り変わりも含め、数年後の価値がどうなっているかはプロでも見通せない。そんな不透明ななかで、お店の勧めをうのみにするのはあまりに心もとない。自分の家計にとって何が一番大切なのか、自分の頭で整理する力がこれまで以上に試されている。
毎月の支払額の低さは、本当の安さとは違う。今のゆとりを買うために、未来の自分からお金を借りているような状態だ。裏側にある仕組みを正しくのみ込んだ上で、あえてそれを選ぶなら、ひとつの賢いやり方といえる。
人からいわれたから動くのではなく、自分のものさしで納得して選ぶ――その当たり前の姿勢こそが、目まぐるしい世のなかで暮らしを守る土台になるはずだ。