「日産リーフ」が信頼性1位――請求率わずか1.52%という衝撃、英1000件の修理請求が示した中古EVの“本当の勝者”
英国で1000件の修理請求を分析した最新調査で、日産リーフが請求率1.52%と信頼性1位を獲得した。EVは「壊れにくい」のか。ブランド力や新技術よりも、維持費と修復コストが資産価値を左右する時代が到来している。
成熟する市場

WSGのオペレーション・ディレクター、マーティン・ビニー氏は、EVは可動部品が少ないためメンテナンス費用を抑えられるという通説に対し、
「現実はより複雑だ」
と指摘する。一部の車種は極めて高い信頼性を維持しているものの、不具合が発生した際の修理、特に高度な電気制御や熱管理システムを搭載した高級モデルにおいては、請求額が膨らむ傾向が顕著だ。
WSGの調査結果が示すとおり、EVは市場への浸透が進み、もはや航続距離や充電環境の整備状況だけでなく、
・信頼性
・修復コスト
・所有にともなうリスク管理
が資産価値を左右する成熟した段階に到達した。メーカーや車種ごとに生じている明らかな性能差は、EVを一括りのカテゴリーとして扱うことが不可能であることを証明しており、保守や長期的なコスト計算に役立つ具体的な情報の価値は高まる一方だ。
燃料費の削減という恩恵を受けられる反面、高度な仕組みを持つ車両では不具合が即座に多額の出費に直結する実態を注視しなければならない。今後、EVの普及が一段と進むことで、部品の調達コストの低下や修理手法の確立が進み、それに基づいた適切な保険商品の提供が拡大していくと推測される。
将来的な中古車市場の安定は、こうした運用上の経済的リスクをいかに明らかにし、購入者が予測可能なコストの範囲内で車両を維持できるかにかかっているのだ。