「週3~4日」しか車に乗らない人は、なぜ「最も不幸」なのか? 月6万円超の支払いが突きつける“所有の限界”

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新車購入者の満足度は高い一方、週3~4日利用する中間層は「非常に満足25.4%」「月6万円超で57.1%が予算オーバー」と調査。支出と利用価値の乖離が家計を圧迫し、市場の二極化を鮮明にしている。

週3~4日使う人が最も不満

自動車(画像:写真AC)
自動車(画像:写真AC)

 新車購入者の多くが「満足」と答える一方で、どうして最も満たされていない層が存在するのか――カーリース事業、レンタカー事業などを手掛けるクルカ(東京都千代田区)の調査(2026年2月公表)が示したのは、利用頻度の中間に位置する「週3~4日」の層に見られる異様な歪みである。

 ここでは「非常に満足」と答えた割合が25.4%にとどまり、すべての層のなかで最も低い。満足を阻む理由は、圧倒的に「月々の支払い」(44.4%)に集中していた。さらに、月6万円以上を支払う層では、57.1%が「大幅な予算オーバー」と回答している。

 注目すべきは、これは利用頻度の問題ではない点だ。車は今や、価値が下がり続ける現実を突きつける負債でもある。家計の構造、都市の配置、雇用の形態、金融商品の仕組み、そして消費文化が複雑に絡み合うなか、この層は車を動かさない時間でさえ、固定費を自分の労働時間で補うことを強いられている。

 移動の自由がそのまま負担となる構図が、確実に存在しているのだ。

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