一度は消えた「駅ビル展望台」――いま“マチの顔”として復活している根本理由

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2025年秋、東京・高輪と大阪・淀屋橋で高さ約150mの無料展望施設が相次いで誕生した。かつて合理化で消えた「展望」が、体験型・滞在型として再評価される理由を、都市と商業の変化から読み解く。

1000円で楽しむ水都の夜景

淀屋橋ステーションワン「スカイテラス」。屋根が大きく開いており開放的な雰囲気だ。座れる場所や机も複数あり、ゆっくりと過ごすことができる(画像:若杉優貴)
淀屋橋ステーションワン「スカイテラス」。屋根が大きく開いており開放的な雰囲気だ。座れる場所や机も複数あり、ゆっくりと過ごすことができる(画像:若杉優貴)

 展望できる範囲は梅田方面の北側を中心に、大阪城方面の東側、そしてベイエリア方面の西側。淀屋橋といえば大阪きってのオフィス街。まさに大阪の真ん中であり、とくに夜の「水都・大阪」らしい水面に映る夜景は必見だ。

 このスカイテラスの最も大きな特徴は「軽食を食べながら景色を楽しめる」こと。スカイテラス内にはカフェバー「YODOYABASHI SkyTerrace Cafe & Bar」を併設。昼夜ともに多くのメニューは何と1,000円前後で、気軽に本格的なスープやタンドリーチキン、コーヒー、さらにはワインやカクテルなどを味わうこともできる。

 スカイテラス内は比較的ゆったりとしており、椅子やテーブルも十分あるため、館内のベーカリーやスイーツ店、コンビニなどで好きなものを買い、街並みと川の流れを眺めつつゆっくりと過ごすのも良いであろう。

 高輪ゲートウェイシティ・ルフトバウムの「山吹の庭」「翠の庭」が「体験型」であるとすれば、淀屋橋ステーションワンのスカイテラスは「滞在型」の展望施設であるといえそうだ。

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