「ハロウィンの渋谷みたい」 インバウンドあふれる嵐山、京都観光は「中国頼み」から脱却できるか?
日中関係の緊張で日本を訪れる中国人客が減る中、京都市は年間で最も観光客が多い紅葉シーズンを迎えた。だが、見ごろを迎えた名所はどこも足の踏み場もないほどの人出だ。京都で何があったのだろうか。
市民生活への悪影響は継続

民泊施設の増加も市民を悩ませている。市内では9月末で住宅宿泊事業の民泊施設が初めて1000を超えた。市内で施設が多いのは、下京区と中京区、東山区だ。特に東山区は清水寺や祇園など人気観光地があり、中国人観光客の宿泊需要が大きい。
2025年1年間で市に寄せられた苦情は10月までで218件に達し、過去最高だった2024年の244件に迫っている。
「ごみのポイ捨てや夜中の大騒ぎに市民の不満が大きい」
と市医療衛生センター。東山区で一軒家をリノベーションした民泊施設近くの民家には、「ごみのポイ捨て禁止」を訴える看板が掲示されていた。
一部の中国人は過去に舞妓を負い回したり、寺の住職に暴言を吐いたりするなど、トラブルの種になってきた。民泊施設近くの住民が
「爆買いは昔の話。今の中国人は中国資本の宿泊施設や飲食店を利用して地元に金を落とさない」
と述べるなど、市民と中国人観光客の深い溝を示す言葉も耳にした。