電動キックボードが普及したら「交通事故」はどのくらい増える? 過去の事例から試算してみた
大手コンビニチェーンでも、電動キックボードの貸し出しを始めると発表があるなど、時代が変化し、公共の道路に今まで無かった乗り物が増えている。その乗り物の事故の懸念はどれほどのものか考える。
電動モビリティの事故を予測する

事故の件数について考えるうえで、乗り物別の発生状況を参考にしたい。
運輸安全委員会は、2021年、飛行機(ヘリコプター含む)について11件の事故があったと発表している。鉄道は11件という。
言わずもがな車両・機体が極めて高額で、より多く人の命を預かる乗り物であり、特殊な免許を要し、かつ軌道を共用する乗り物が少ない環境という条件も相まって、極端に少ない事故数だと言える。
それに対して自転車の場合、車体が安価で免許も不要、またさまざまな車両とともに公道を走行する事情もあって、警察庁の調べでは2021年は、都内だけで1万3332件の事故が報告されている。
事故報告がないものも含めれば、もっと多く存在するだろう。
この傾向は、価格・資格・使用者に大きな幅のある自動車やバイク、原付でも同じ傾向と考えられる。
事故件数を想定するとき、車体の購入価格や資格・免許の有無には、密接な関係があると言えるだろう。これを踏まえると電動モビリティの事故件数は、原付(中古車含む)やアシスト自転車の価格帯と同等であることなどから、自転車などと同程度の割合になるのではと想像できる。