「西日が危険すぎる」 夕暮れドライバーの6割超が“視界トラブル”を経験――「眩しくて見えなかった」は免罪符にならないのか?

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秋から冬にかけて増える夕方の西日による視界不良。JAFの事例や1400人調査によると、64%が運転中の眩しさ対策としてサングラスを活用。正しい選択が交通安全の鍵となる。

重大事故を引き起こす恐れがある太陽の眩しさ

運転中に差し込んでくる日のイメージ。生成AIで作成。
運転中に差し込んでくる日のイメージ。生成AIで作成。

 昼間の時間が短くなる秋から冬にかけては、夕方の西日が特に眩しく感じられ、正面から差し込む太陽光が視界を妨げることで交通事故の原因になりやすいという(日本自動車連盟(JAF)のウェブサイト「JAFMate」より)。

 実際に、西日が関与した事故は少なくない。2014(平成26)年1月には栃木県内の交差点で、青信号の横断歩道を渡っていた親子が、50代男性の運転する乗用車にはねられる事故が起きた。また、2018年1月には埼玉県内の県道で、下校途中の女子児童4人が、60代女性の運転する乗用車に衝突される事故も発生している。いずれのケースでも、ドライバーは「西日が眩しくて前がよく見えなかった」と供述している。

 埼玉県警のウェブサイトでも、朝日や夕日が眩しい時間帯には交通事故が増える傾向にあるとし、太陽光による視界不良が重大事故に直結すると指摘している。眩しさによる判断の遅れやブレーキ操作の遅延は、歩行者や自転車利用者など周囲の安全にも影響を及ぼす。

 こうしたリスクを減らすために、運転中に太陽の眩しさを感じた場合は、早めにサンバイザーを下ろしたり、運転用のサングラスを活用することが勧められている。特に子どもや高齢者が歩く道路では、眩しさによる事故の発生可能性が高くなるため、運転者自身の注意だけでなく、時間帯や季節に応じた安全運転の意識が重要だ。

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