「西日が危険すぎる」 夕暮れドライバーの6割超が“視界トラブル”を経験――「眩しくて見えなかった」は免罪符にならないのか?
秋から冬にかけて増える夕方の西日による視界不良。JAFの事例や1400人調査によると、64%が運転中の眩しさ対策としてサングラスを活用。正しい選択が交通安全の鍵となる。
眩しさを軽減できるドライビング・サングラスの規格

「ドライビング・サングラス」は、太陽光や対向車のライトなど、運転中の眩しさを抑えることで視界を確保し、安全運転をサポートするために設計されたサングラスだ。単に暗くするだけでなく、信号や道路標識、前走車のブレーキランプなどの重要な情報が自然に認識できるように調整されている。
こうした設計基準はJIS規格(日本産業規格)で定められており、運転用として適合するかどうかは以下の条件で判断される。
・視感透過率8%以下のレンズは運転には適さない
・475~600nmの波長域での分光透過率が、視感透過率の20%以上であること
・昼間の運転では視感透過率が8%を超えていること
・夜間の運転では視感透過率が75%以上であること
・赤・黄・緑・青の色を正しく識別できること(信号の誤認防止のため)
この基準を満たすサングラスであれば、一般のファッション用でもドライビング・サングラスとして使用できる。一方、規格外のサングラスで運転中に視界が不十分になり、事故や危険運転につながった場合は「安全運転義務違反」として責任を問われる可能性もある。
運転中の視界を確保するためには、規格に適合したドライビング・サングラスを選ぶことが推奨される。適切なサングラスを使用することで、眩しさによる視界不良だけでなく、長時間運転時の疲労や心理的負担も軽減され、安全運転の質を高めることにつながる。