「税金491億円」投入も大失敗? 大宮駅前の再開発、大規模施設でも“雑居ビル化”の辛らつ現実

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大宮駅東口に総工費658億円で建設された複合施設「大宮門街」は、商業・オフィス・防災機能を備えるも、空きテナントや複雑な導線が課題。税金491億円投入の再開発が抱える現実を検証する。

圧迫感の強い商業空間

大宮門街(画像:宮田直太郎)
大宮門街(画像:宮田直太郎)

 筆者は事前に調査したが、入り口からしてわかりにくかった。ウェブサイトや館内のフロアマップはあるものの、1階のマップを見ると外に通じる入り口が複数ある。さらに、どの入り口が大宮駅に近いのかは全く表記されていない。スマホからアクセスしても、どこから入るべきかまったくわからない状況だ。

 最も駅に近い入り口は、駅前アーケードの繁華街「すずらん通り」を抜けた先にある。フロアマップでいうと、モスバーガーとエコリングの間にある入り口だ。筆者はここをメインエントランスだろうと考えた。しかし入り口は狭く、一見すると電車の高架下の通路のように見える。二階以上に窓がないため圧迫感も強く、ショッピングモールがあるとは思えない。秋葉原駅の電気街口からヨドバシカメラ秋葉原店に向かう通路に近い印象だ。

 メインエントランスは県道214号線沿いに設けられている。駅前側から見える位置に設置されなかった理由は不明だ。吹き抜けは小規模で圧迫感があり、イベント用のスペースも中途半端な印象を受ける。取材日の9日前、10月4日に行われたイベントの名残があったが、すでに終了していた。

 すずらん通り側から入る通路は非常に狭い。メインのWEST棟、EAST棟とは反対側のテナントは、オフィス直通のエレベーターの存在もあり、買い取り屋や不動産店など小規模でも問題のない店舗しか入居していない。空きテナントもふたつあり、商業施設の1階とは思えない状況だ。

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