日産e-POWERが「PHV市場の主役」を奪う? 赤字再建の日産、独自技術で世界電動化を塗り替えるのか【リレー連載】頑張っちゃえ NISSAN(3)
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日産は2025年第1四半期に1158億円の赤字を計上する一方、EV鈍化に対応し独自技術e-POWERを活かしたPHV戦略を加速する。世界でPHV販売が前年比58%増の678万台に達する中、技術優位性と市場拡大の両立が「技術の日産」復権の鍵となる。
セダン復権と逆輸入戦略

日産は2025年9月24日、2025年に米国市場で販売開始を予定している新型セントラを発表した。そのダイナミックで洗練されたデザインは、かつての「サニー」とは一線を画し、すでにネット上で評判を呼んでいる。
トランプ政権との関税交渉において、米国からの自動車輸入促進が交渉カードのひとつとして示されていた。日産がセントラを国内で輸入販売すれば、その一助となる。また、セントラの販売促進は往年の
「セダン復権」
という意味合いも持つ。
新型セントラのパワートレインは当初ガソリン車だが、将来的にe-POWERやPHVもラインアップされれば、商品力強化につながる。米国からのセントラの「逆輸入」により、グローバル販売体制の柔軟性を高めるかが注目される。
さらにロイターによると、2015年に生産を終了した「エクステラ」が2028年にHVとして北米市場で復活する見通しだ。PHVとなる可能性もあり、今後の動向が注目される。