え、こんなに手ごろなの? バブル世代の「クルーズレジャー」 いまやランチは1万数千円~、ご褒美消費に大変身
若年層のバブル期文化への関心が再燃するなか、当時の象徴的レジャー「クルーズ」が現代でも注目を集める。東京湾ディナークルーズは土日祝で約2万円~と手頃化し、女子会や家族利用も増加。中高年層のゴージャス志向とインバウンド需要が市場拡大を後押しする。
バブル期レジャーの変遷

現在のディナークルーズ料金を改めて確認すると、フレンチのディナーコースは
「土日祝で約2万円~」
となる。東京ディズニーランドなどの観光スポットを遊覧する場合、時期によって料金は変動する。ランチでは1万数千円~で、意外と手ごろに感じられる。都内のフレンチでディナーコースを頼めば1万円以上は覚悟しなければならない。食材やメニュー内容は異なるため単純比較はできないが、観光遊覧込みと考えると妥当な料金に思える。
近年は宿泊料金だけでなく、大型レジャー施設やレストランの料金も高騰している。原材料費や人件費の上昇による値上げはやむを得ないが、利用を躊躇するほど高額なものも少なくない。多くは
「インバウンド需要を前提にした強気の価格設定」
だが、そこまでのクオリティか疑問が残る場合もある。こうしたなかで、ディナークルーズは内容に対して比較的手ごろに感じられる存在になった。
利用者層も変化している。かつてはカップル利用が中心で、同性同士やひとりでの利用は気が引けた。しかし現在は
・女子会
・家族の記念日
など、多様な客層が楽しむ。自分への“ご褒美”として利用する人もいる。最近のテレビドラマでも取り上げられ、若い世代にも知られるようになった。食事のコースも多様化し、食べ放題ビュッフェなど1万円未満でカジュアルに楽しめるプランもある。バブル期と比べると敷居はかなり低くなった。
バブル期のディナークルーズはキラキラした存在だった。当時はレジャー自体より、ゴージャスなデートに誘われたことや、その時間を楽しむ女性が多かった。現在はバブル期のような華やかさはない。しかし東京湾の景色は非日常感にあふれ、1万~2万円程度の予算ならご褒美感覚で楽しむ人が増えても不思議ではない。