私が「日産の復活」を心の底から願う根本理由――リーフからフェアレディZという栄光、技術と体験価値で甦れ【リレー連載】頑張っちゃえ NISSAN(1)

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かつて国内シェア25%を誇り、GT-RやフェアレディZで世界を魅了した日産。2023年には約10%に低下したが、新CEOエスピノーサのもと中期計画「The Arc」で、新型EVやフェアレディZ再投入に挑むブランド再生の挑戦が始まった。

あの日の“憧れ”を、次の世代へ

Nissan GT-R50 by Italdesign(画像:日産自動車)
Nissan GT-R50 by Italdesign(画像:日産自動車)

 エンジン音に胸を高鳴らせ、自分の手足のようにクルマを操る喜びに満ちていた時代。日産のクルマは、そんな

「ワクワクする体験」

を与える存在であった。しかし、EV化や自動運転技術の普及により、クルマは単なる移動手段としての側面が強くなり、かつての心ときめく体験は失われつつある。

 しかし、風向きは変わりつつある。イヴァン・エスピノーサ新CEOの就任以降、日産には確かな追い風が吹き始めた。大規模な資金調達が完了し、長年の懸案だった米関税問題も決着した。「The Arc」計画に基づく矢継ぎ早の新車投入も進む。これらはすべて、日産復活への狼煙である。

 日産が向き合うべきは、“憧れ”の再創造という大きな課題である。そのヒントはすでに見えている。中国市場で好調なスタートを切った新型車群は、新時代のクルマの楽しさを示し、ブランドイメージを再構築する絶好の機会となる。単に静かで滑らかに走るだけではない。

・デザイン
・走り
・体験価値

のすべてで、人々の心を掴む魅力が求められる。

 未来を担う子どもたちが、初めて「格好いい」と感じるクルマ。免許を取ったら絶対に乗りたいと夢見る一台。それが日産車であってほしい。かつて筆者たちが抱いたあの日の“憧れ”を、次の世代に手渡すこと。これこそが、日産の未来を最も明るく照らす光となる。

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