私が「日産の復活」を心の底から願う根本理由――リーフからフェアレディZという栄光、技術と体験価値で甦れ【リレー連載】頑張っちゃえ NISSAN(1)
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かつて国内シェア25%を誇り、GT-RやフェアレディZで世界を魅了した日産。2023年には約10%に低下したが、新CEOエスピノーサのもと中期計画「The Arc」で、新型EVやフェアレディZ再投入に挑むブランド再生の挑戦が始まった。
「技術の日産」の真価を、再び世界へ

世界初の量産電気自動車「リーフ」を市場に送り出したとき、日産は間違いなく時代の先駆者だった。誰もがまだ見ぬEVの未来を、具体的な形で世界に示すことは、かつての「技術の日産」の復活を証明するに十分だった。日産は常に世界の自動車メーカーの一歩先を走っていたはずである。
しかし、その輝きは徐々に翳りを見せる。競合他社が猛烈な勢いでEV開発を進めるなか、日産の技術的アドバンテージは薄れ、開発スピードの遅れも指摘されるようになった。リーフは2018年時点で累計販売40万台を突破したが、2023年には年間販売が約5万台にとどまり、テスラ・モデル3(約47万台)やBYDドルフィン(約37万台)と大差をつけられた。かつてライバルを置き去りにした技術は、いつしか
「バックミラーに映る存在」
となったのである。
だが、そんな日産は再び目を覚まそうとしている。中期経営計画「The Arc」の下、特に競争の激しい中国市場において、日産は従来の車づくりの常識を覆す大胆な改革に着手した。各社が急ぐ全固体電池の開発も、日産にとって急務である。
あのリーフが世界を驚かせたように、再び「世界初」の革新的な技術で度肝を抜き、
「やはり日産は違う」
と世界中のクルマ好きを唸らせる日が訪れることを、多くのファンが待ち望んでいる。