岐路に立つ日本EV! 日産失速、後発スズキが挑む逆転シナリオ――軽EV戦略で描く国内復活の道

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日産とスズキのEV展開は対照的で、リーフは2025年7月719台と販売失速。一方、スズキはトヨタ支援で軽EV「eビターラ」を投入。国内EV比率1~2%の低水準が示す課題と、産官学協働による競争力強化の必要性が浮き彫りになる。

ニッチ戦略と自動運転

中国(画像:Pexels)
中国(画像:Pexels)

 中国勢の安価なEVは国際市場で広く普及している。比亜迪(BYD)はバッテリーから車両まで一貫生産を行い、価格競争力を確保している。テスラはソフトウェアと充電網を武器にブランドを確立した。一方、日本勢はEVモデル投入や車種展開の遅れに加え、バッテリー起因の車両コスト増で競争力が低下している。

 打開策として、小型EVや軽EVなどニッチ市場での差別化戦略が考えられる。ソフトウェア更新や充電インフラ整備、ユーザビリティ・アクセシビリティの向上による付加価値強化も有効だ。EVとの親和性が高い自動運転との融合も、勝負策のひとつとなる。

 EV時代に対応するには、DX化による生産効率の向上も不可欠だ。重厚長大な生産構造を軽薄短小に変える発想も必要である。ホンダは全ラインでEV対応技術を導入し、コスト圧縮と柔軟性確保を狙う。読売新聞(2025年2月2日付)では、ガソリン車・EV・ハイブリッド車(HV)を同じラインで生産する

「混流生産」

を米国工場で2025年後半から実施すると報じた。スズキはインド市場との連携で量産効果を追求している。

 一方、日産は国内工場再編の最中で、効率化が追いついていない。EV前提の生産ラインをICE車と兼用するシフトも、効率化の手段となる。企画から販売、アフターサービスまでDXで統合管理する取り組みも必要だ。ここが日本勢で弱い部分である。

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