「日本車を再び偉大に!」 トップ10に国内メーカーわずか3社、EV後塵と中国勢急伸 復権のカギは何か?

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2025年上半期の世界新車販売で中国勢が約3割伸長する中、日本車はトップ10に3社のみ。EV後塵や市場閉鎖が課題となる今、日本車再興の戦略的方向性を探る。

軽自動車のグローバル戦略

現在の軽自動車規格(画像:軽自動車検査協会)
現在の軽自動車規格(画像:軽自動車検査協会)

 まず注目すべきは、軽自動車市場のグローバル展開である。

 国内市場は長年、約4割を占める軽自動車に依存してきた。輸出される軽自動車のほぼすべては中古車で、輸出先はパキスタンや香港など限られた国にとどまる。国内軽市場はガラパゴス化しており、

「ガラ軽」

とも呼ばれる。排気量660cc以下の軽規格は世界標準と合致せず、日本独自の規格として発展してきた。そのため、国際競争力を発揮できる領域ではないのが現状だ。

 この閉鎖的市場を転換するには、排気量や車両サイズを1.0リッター未満まで拡張することが有効である。新興国市場での需要創出につながるからだ。中国の小型車規格に合わせれば、輸出の可能性も広がる。

 東南アジア、インド、アフリカなどでも新たな需要を喚起できる。日本が誇るコストパフォーマンスと高品質を武器に、新たな軽自動車戦略を展開できるだろう。

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