高速道路は“NEXCO”だけじゃない! 「首都高」「名高」「阪高」が都市経済に数兆円の影響を与える根本理由
日本の都市経済を支える都市高速は、首都高・名古屋高速・阪神高速で総距離700km超、年間経済効果は数兆円規模に達する戦略インフラだ。通勤や物流、災害対応まで幅広く機能し、都市圏の競争力と経済価値を底支えしている。
三大都市圏を結ぶ都市高速の歴史と進化
日本三大都市圏の都市高速は、
・首都圏:首都高速道路(首都高)
・中京圏:名古屋高速道路(名古屋高速)
・関西圏:阪神高速道路(阪神高速)
である。いずれも歴史が長く、都市経済と市民生活を支え続けてきた。
首都高の初区間開通は1962(昭和37)年12月。東京オリンピック開催の2年前である。地域間高速道路として日本初の名神高速道路(名神)が開通したのは1963年7月であり、首都高は名神より約半年早く誕生している。その後も路線は延伸を続け、2025年8月時点で総距離は337.8km。東京都にとどまらず、神奈川・埼玉・千葉へと広がっている。
名古屋高速は1970年9月に名古屋高速道路公社が設立され、1979年7月に3号大高線が開通した。愛知県名古屋市を中心に整備が進み、2022年度時点で総距離は81.2km。1日あたり約26.8万台が利用している。
阪神高速は1964年6月に1号都心環状線の一部区間が開通。1967年3月には都心環状線が全通した。その後も路線拡張が進んだが、計画中止となった区間も存在する。現在もいくつかの路線が計画段階にある。阪神高速は大阪市と神戸市を中心に周辺地域へ広がり、総距離は294.7kmに達している。