コンビニに「急速充電器」が増える根本理由――ファミマも約700店舗導入、“買い物ついで”充電は定着するか

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2025年に全国2万5000拠点を超えたEV充電スタンドと1万2000口の急速充電器。コンビニ設置の拡大は、政府補助と民間投資を背景に、地域格差是正と市場拡大を同時に進める戦略的施策である。

EV普及支える充電網

コンビニにあるEV急速充電スポット(画像:写真AC)
コンビニにあるEV急速充電スポット(画像:写真AC)

 コンビニへの急速充電器設置が増えている背景には、EVの普及拡大と、ドライバーの日常的な充電ニーズの高まりがある。コンビニの駐車場は利便性が高く、買い物ついでに充電できる時間効率の良さがユーザーに受け入れられている。ネット上では

「用がなくても立ち寄りやすく便利」
「ちょっと立ち寄って、さっと充電できるからよい」

といった声も多い。ユーザーニーズと一致する充電スポットとして定着している。

 急速充電器は、移動中の経路充電としても活用されることが多い。日本フランチャイズチェーン協会(東京都港区)の「JFAコンビニ統計調査月報」(2025年6月度)によると、全国のコンビニ店舗数は5万5852店に上る。設置場所として選ばれやすい理由のひとつだ。

 さらに経済産業省が発表した2024年度の補正予算では、急速充電器の設置優先施設として

・コンビニ
・ディーラー

の優先順位が高いことが示されている。高速道路のSA・PAや道の駅に次ぐ優先度だ。

 こうした背景から、コンビニにおける急速充電器の設置は今後も増加する見込みである。日本政府によるEV普及促進策も、この動きを後押ししている。

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