船の「丸い先端」が消えた!?――いったいなぜ? 低速運航が変えた大型船の常識とは

キーワード :
「燃費10%削減」とも言われた船首の丸い突起――バルバスバウ。かつて大型船の標準装備だったこの構造が、今や次々と姿を消している。背景にあるのは、脱炭素化と低速運航という時代の潮流だ。海運の象徴は、技術革新の波にどう抗えるのか。

消えゆく船首の隆起

バルバスバウ(画像:東海汽船)
バルバスバウ(画像:東海汽船)

 かつて「バルバスバウ」は大型船舶の象徴だった。貨物船やタンカー、コンテナ船の船首に丸く突き出た構造で、見た目のインパクトだけでなく、航行時の抵抗を減らし、燃費を向上させる重要な役割を担ってきた。

 しかし近年、新造される貨物船の多くでこの構造が見られなくなってきている。バルバスバウは今や、時代遅れの技術として姿を消しつつある。果たしてこの技術が再び脚光を浴びる日は来るのか──。

全てのコメントを見る