東京「テレポート」なのに“瞬間移動”できない!? お台場の「まぎらわしい駅名問題」改称すべき?
お台場は東京の最先端を象徴する副都心だが、駅名の紛らわしさが訪問者の利便性を妨げている。青海駅と青梅駅の読み間違い、東京テレポート駅の意味不明な名称、国際展示場駅と東京ビッグサイト駅の乗換え不便など、複雑な事情が絡む。駅名改称にはJR東日本で約3億6000万円の莫大な費用がかかり、容易に実現できないのが現状だ。さらに、お台場・青海地区には東京ドーム4個分の未利用地や41%の空室率を抱えるオフィスビルが存在し、まちづくりの再考が急務となっている。2025年のトヨタアリーナ東京開業を控え、駅名見直しも含めた抜本的な対応が求められている。
駅名混乱が招く利用者減少リスク

大型見本市で使われる展示場「東京ビッグサイト」をはじめ、オフィスビルや商業施設が立ち並ぶお台場。ここは東京の最先端を象徴する地区であり、毎日多くの人が仕事や買い物、イベント参加のために訪れている。
しかし、そんな未来都市の顔であるお台場においても、アクセスの要であるゆりかもめやりんかい線の駅名がわかりにくいという意見は根強い。駅名が混乱を招き、訪問者の利便性を妨げている現状は看過できない課題だ。
今回はお台場の代表的な三つの駅名を取り上げ、なぜ紛らわしい駅名が残り続けるのか、その背景と今後の可能性について、熱を込めて私見を述べたい。