「21世紀に間に合いました」 初代プリウスという名の97年の閃光――エコだけじゃないその神髄とは?
東京都が2030年までに新車販売を非ガソリン車に切り替える方針を掲げ、電動化が加速している。1997年に初代プリウスが月産1000台で登場して以来、環境技術とデザイン価値の両立が市場拡大のカギとなっている。
2030年ゼロ燃油化計画

東京都の小池百合子知事は2020年、都内で販売される新車を2030年までにすべて非ガソリン車へ切り替える方針を都議会で示した。2024年3月には、フォーミュラE東京大会の事前イベント(六本木ヒルズアリーナ)でもこの方針を再び強調。都として電動化への本格的な移行を明言した格好だ。
「クルマ = ガソリン車」
という常識は、いま大きな転換点を迎えている。すでに、国産初のバッテリーEV大型バス「エルガEV」や、トヨタの燃料電池バス「SORA」などが注目されている。電動化の潮流は一過性のブームではなく、構造転換として進行中だ。
ガソリンを使わないクルマが例外ではなく標準となる時代は、もはや遠くない。企業・行政の戦略もそれを前提とした再構築が求められている。