「絵に描いた餅や!」 大阪万博絡みの“舟運特需”に浮かれた、港湾整備の末路

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大阪・関西万博に合わせて、大阪の舟運を活性化させる取り組みが国や自治体によって進められた。しかし、どのルートも利用が低迷し、閑古鳥が鳴いている。いったい何が起きたのか。

計6000万円の空振り

中之島ゲートサウスピアに併設の飲食店街(画像:高田泰)
中之島ゲートサウスピアに併設の飲食店街(画像:高田泰)

「今度の万博は船でも行けまっせ」と宣伝してきた万博航路も混乱が続いた。最たる例はユニバーサルクルーズが運航する堺旧港(堺市堺区)~夢洲便だ。定員146人の「ミャクミャク号」で夢洲行き3便、堺旧港行き2便を運航していたが、4月13日の万博開幕から6月2日までの約50日間で1日当たりの乗客は63人しかなかった。

 乗船率は午前中に堺旧港を出る2便が平均17.6%、午後に堺旧港と夢洲を出る3便が4.4%。桟橋設置費や運航経費として堺市が1500万円、大阪府市が4500万円を支出したにもかかわらず、堺市へ万博客を呼び込む波及効果などとても期待できない人数だ。6月中旬まで開かれた堺市議会では、議会から市の対応に批判が続出した。

 利用が低迷する理由として、堺市は

・堺旧港の桟橋使用料は免除されているが、夢洲の桟橋使用料が接岸1回で3万円に設定されたため、運賃が片道3800円の高額となった
・帰りの便に乗るには夜のイベントを観覧できないなどダイヤが不便

を挙げた。

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