船の歴史は「推進力の歴史」──5000年を超える進化が描く海運の未来

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船舶の推進技術は手漕ぎから蒸気、ディーゼルを経て、今は環境対応燃料や電動化へ急速に進化。スクリュープロペラ導入で効率・安全性が飛躍。LNGや水素燃料が脱炭素を促進し、日本郵船の新推進装置が未来を拓く。船舶は持続可能な社会の象徴へ変貌している。

脱・腕力時代の転換点

スクリュープロペラ(画像:新来島サノヤス造船)
スクリュープロペラ(画像:新来島サノヤス造船)

 船の推進力の進化は、人類の移動や交易の発展と密接に関係してきた。初期は人力による手漕ぎや帆による風力が中心だったが、産業革命を契機に蒸気機関が登場し、機械による推進が可能となる。

 19世紀半ばにはスクリュープロペラが実用化され、現在ではディーゼルエンジンや電動推進へと進化を遂げている。推進技術は効率性、安全性、環境性能の向上を目的に、今もなお進化を続けている。

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