「車を直せない時代」が来る? 専門学校入学者「47%減」の衝撃――なぜ自動車整備士は「3K」イメージを払拭できないのか
自動車整備士は国家資格保持者が約33万人にとどまり、2011年以降4.6%減少している。専門学校の入学者は18年間で47%減少し、将来の人材枯渇が現実味を帯びている。車が生活必需品の地域での影響は深刻だ。業界は即効性の採用策に偏りがちだが、長期的な採用ブランディングと現場社員の協力が不可欠である。企業全体での体制整備が未来を左右する。
長期視点の採用戦略必須

整備士不足は単なる人手不足にとどまらない。10年後、20年後には人材が枯渇し、業界全体を揺るがす未来の危機となる可能性がある。
これは業界だけの問題ではない。車が生活必需品となっている私たちの社会にとっても見過ごせない課題である。整備士を必要とする企業は即効性のある採用策に目が向きがちだが、真に必要なのは長期的視点に立った採用ブランディングだ。
その実現には現場社員の協力が不可欠である。即効性が乏しい施策であっても、未来の危機を社員一人ひとりが自分ごととして捉え、人手不足に対する共通認識を持つ必要がある。採用を人事部門任せにせず、企業全体で取り組む姿勢と社内体制の整備こそが、業界の未来を守るカギとなるだろう。