もはや国が「日産」を救済するしかないのか? 6700億円の赤字、取引1万9000社の命運…産業空洞化の懸念! 国の決断が日本の自動車産業を左右する
日産自動車の2025年経営再建計画は約2万人の人員削減と工場集約を打ち出し、純損失6709億円で過去最大級の危機に直面する。日本を代表する自動車メーカーの苦境は、約1万9000社に及ぶ部品供給網や地域経済へ連鎖的な打撃をもたらし、産業構造全体の再設計を迫っている。国の支援の是非とその影響を問い直す緊急課題だ。
1兆円超救済案の行方

今後、日産の救済策をめぐり多様な議論と検討が進む見込みだ。
選択肢としては、2020年に実施されたDBJによる追加融資や、官民ファンドの資本参加などが挙げられる。政府主導は、自動車産業構造の再編を担う経済産業省か、地方自治体と連携する総務省かが注目される。
また、ホンダとの提携交渉再開を通じた民間主導の経営再建の可能性にも関心が集まるだろう。官と民の主導権争いは避けられず、民間連携が進むのか、官民ハイブリッド体制になるのか、方向性は定まっていない。こうした混迷の中で、日産の将来像は依然として不透明だ。
ただし、水面下では既に日産再建に向けた主導権争いが始まっている可能性が高い。