私立高校の敷地に「コインパーキング」が作られた! アリ?ナシ? 札幌で24時間770円、空間の再配分か、それとも聖域への侵食か
校内に24時間770円の駐車場――札幌静修高校の「空間活用」は、教育施設が都市経済のプレイヤーと化す時代の兆しだ。少子化と建築費高騰の波に翻弄される学校法人が、都市・交通政策のほころびを照らし出す。
高校敷地に80台規模

札幌市中央区――札幌静修高校の敷地中央に、80台規模のコインパーキングが突如として姿を現した。利用料金は24時間770円。聞こえてくるのは、利便性に喜ぶ周辺住民の声と、安全性に懸念を募らせる教職員の嘆きだ。朝日新聞、HTB北海道ニュースが報じた。
「私立高校の敷地に駐車場」
という配置が投げかけるのは、防犯と教育のバランスといった表層的な議題ではない。問題の本質は、都市の土地の使い道を誰が決めるのか、そして教育機関はもはや教育だけで生き残れるのかにある。
本稿は、その問いの向こう側を照射する。いま教育と都市開発と交通インフラの交差点で、何が起きているのか。