「善意を踏みにじるな」 おたる水族館「無料ベビーカー」消失でSNS炎上! 犯人は誰? 性善説もはや崩壊? 感情論を排した解決策を考える

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北海道・おたる水族館で無料貸し出しのベビーカーが相次いで行方不明となり、運営側は対策を迫られている。性善説の崩壊か、それとも管理体制の問題か。1台数万円のコスト増に加え、SNSでは「善意を踏みにじる行為」と批判が殺到。観光施設の無料貸し出しサービスは持続可能なのか――デポジット制やQR管理など、解決策を探る必要がある。

問題の概要と世間の反応

ベビーカーのイメージ(画像:写真AC)
ベビーカーのイメージ(画像:写真AC)

 北海道小樽市にある「おたる水族館」で、来館者向けに無料で貸し出されているベビーカーが相次いで行方不明になる事態が発生している。運営側は盗難の可能性を示唆し、SNS上では「善意を踏みにじる行為だ」として批判が殺到。水族館側も「今後もこのような事態が続けば、貸し出し自体を中止せざるを得ない」と頭を悩ませているという(『ENCOUNT』3月24日付け記事)。

 水族館の公式SNSが「2月と3月に計2台が行方不明になった」と投稿すると、すぐに多くのコメントが寄せられた。

「窃盗犯罪者が親とは情けない」
「性善説が崩壊している」
「海外観光客の影響ではないか」

といったような意見が相次ぎ、無料貸し出しの継続は難しいのではといった現実的な懸念も上がった。

 では、この問題の本質はどこにあるのか。単純に悪質な持ち去り行為として非難するだけでなく、冷静に構造的な問題を考えることで、新たな解決策が見えてくるのではないだろうか。

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