小湊鉄道「京成グループ再編」から置き去り? なぜ対象にならなかった? 100周年でも赤字続き…過去には壮大な直通計画も! 独立維持か再編か

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日本の地域交通の要である小湊鉄道が、設立100周年を迎えた。しかし、コロナ禍での大幅な赤字やインフラ投資の遅れなど、依然として経営難に直面している。これからの100年を支えるためには、地域の支援と新たなビジョンが不可欠だ。

グループ再編後の小湊鉄道

千葉県の鉄道路線図(画像:千葉県)
千葉県の鉄道路線図(画像:千葉県)

 2025年4月1日以降も、実質的な独立を維持すると見られる小湊鉄道であるが、『京成電鉄五十五年史』を見ると、1959(昭和34)年6月当時、小湊鉄道と九十九里鉄道が京成電鉄の関係会社であることや、高速バスにおいては独立系の日東交通も交えて、1963年12月21日に新橋・木更津・館山急行線に関する連絡運輸協定を開始したことなどが記されており、京成電鉄と小湊鉄道の結び付きが深かった当時の様子が窺える。

 京成電鉄が行う今般のグループ再編は、同社の歴史上最大規模の変革であることは間違いない。この機会を捉えて、小湊鉄道との関係強化を改めて検討することは、京成電鉄にとって新たな歴史の1ページを刻むきっかけになるとともに、

「グループ各社の事業を通して社会の発展に貢献し、特に東京都東部、千葉県、茨城県を中心とした地域社会の生活を豊かにする」

という同グループの理念に適うはずだ。グループ再編後の京成電鉄とともに、小湊鉄道の今後に注目していきたい。

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