「マジでキモい」 CAの盗撮、中国版インスタで横行 ハッシュタグ「美脚」の裏に潜む現実とは? 女性ライターが考える
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航空機内でのキャビンアテンダント(CA)盗撮問題が深刻化している。特にSNSによる拡散が問題を加速させ、国際的な注目を浴びている。日本航空(JAL)やANAをはじめ、航空業界が盗撮対策を強化する中で、背後にある「偶像化」や顧客意識がこの犯罪行為を助長している現実を浮き彫りにしている。
美の象徴が招く盗撮の悪循環

今回問題となった盗撮は、「性的な姿態」とは分類できないのだろうが、確実に性的な視点をもって撮影されている。根本的に、CAを「美の象徴」と崇め続ける現状では、盗撮はなくならないだろうか。
きれいな身なりの人にサービスされた方が気分がよいのは確かだが、SNS等では、
「万一に備え『空の安全を守るプロフェッショナル』として、屈強な人材をそろえた方がよいのでは?」
「男性を増やすべき」
「スカートでなくパンツスタイルの方がふさわしいのでは?」
「スニーカーの方が動きやすくていざというときのために良いのでは?」
といったことがよくいわれている。
顧客の囲い込みといった意味もあるのか、日本の航空会社はCAをSNSに出演させ、
「アイドルのような扱いをしている」
が、それが盗撮の行為を助長している可能性も否めない。盗撮を行った個人の意識だけでなく、企業やCA本人の意識、周囲の見方、すべてに原因があるといえるのでないだろうか。