JR中央・総武線「中電病」の謎! 運転士の体調不良続出、大丈夫か? 因果関係ナシも、イギリスで病欠多発の現実! 集団異変を考える

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「中電病」や運転士の集団体調不良が日本と英国で報告されている。日本では中央・総武線の運転士が突然の眠気や意識喪失に見舞われ、英国ではPM2.5が影響か。いずれも原因不明のまま、労働環境改善の緊急性が高まっている。

労働環境改善の緊急課題

トランスペナイン・エクスプレスのウェブサイト(画像:トランスペナイン・エクスプレス)
トランスペナイン・エクスプレスのウェブサイト(画像:トランスペナイン・エクスプレス)

 イングランド北西部とスコットランドをつなぐトランスペナイン・エクスプレスでは、2022年の運転士のひとりあたりの病欠日数が30日だった。

 2022年というと、英国では、2月に新型コロナウイルスの規制を全廃。疾病率は14%で、昨年11年ぶりの高水準を記録した年であったが、全国平均の4.6日と比較して7倍にものぼる(2023年1月20日付け『The Telegraph』)この高い病欠率と「継続的な労使関係の問題」が、列車の本数をほぼ4分の1に削減するなどといった事態を招いた。またロンドン・ノース・イースタン鉄道では10.4%の病欠、ノーザン鉄道でも駅によって7~8%の病欠などが見られた。

 内部関係者がサンデー・タイムズ紙に語ったところによると、高い疾病率は、士気が低下して高齢化した労働者が、

「予約がなかなかとれない医療サービス等で長期的な治療を受けられない」

ことが原因だとされている。労働組合は、運転士のトイレ問題にも言及している。電車内にトイレがなかったり、定期的なトイレ休憩がなかったりするので苦労しており、

・公共の場所で排尿したり
・野外で排便したり
・不適切な容器を使用したり
・ときには衣服や座席を汚したり

することを余儀なくされているという。英国の運転士問題については、たしかに過酷な環境ではあるが、どこまでが本当に病欠なのかといった疑問が生じるだろうが、労働者の環境改善は必要である。

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