EVがバスレーンを奪う日――普及率90%のノルウェーに学ぶ“専用レーン政策”の光と影、その日本版は成功するのか?
電気自動車(EV)の普及に向け、専用レーンや走行中充電技術の導入が進展している。日本でも実証実験が進行中で、未来の交通インフラとして注目される一方、課題は山積している。特に充電問題やEVの航続距離に関する不満は解決の鍵となる。EV専用レーンの活用が、持続可能な社会実現への道を開く可能性を秘めている。
専用レーン活用のノルウェー

近年、「電気自動車(EV)専用レーン」が話題に上ることが増えている。
例えば、ノルウェーではサステナブルな社会を目指し、持続可能な社会やビジネスを促進するための政策が進められている。その一環として、乗用車のEV化が加速している。ノルウェーのEV普及率は90%を超えており、この高い普及率を支えているのがEVに対する優遇政策だ。そのなかで重要な役割を果たしているのがEV専用レーンである。
ノルウェーではラッシュアワー時にバス専用レーンをEVに開放した。EVの台数が増加し、バスレーンが渋滞し始めると、ふたり以上の乗車を条件に、EV専用の走行レーンを設けるようになった。
この政策は、単にEVへの転換を促進するだけでなく、カーシェアリングを推進し、走行台数を減らすことにもつながっている。EV専用レーンの導入は、政策としてうまく機能している一例といえるだろう。