日産R34 GT-Rも! 25年ルール経過で高騰する「国産旧車」 日産&トヨタも熱視線、蘇る名車の魅力とは?
日本を代表する名車たち

10年から20年以上前の車を「旧車」と呼ぶが、現在、日本製の旧車は世界的に高い人気を誇っている。この流れを受け、2025年1月10日から12日まで開催された「東京オートサロン2025」では、日産とトヨタの系列会社が旧車のレストア事業を展示した。
この事業は、特に人気のある旧車に対して、徹底的なレストアを施すものであり、メーカーの最新技術を活かしてまるで新車のように修復される点が注目される。
国産車の旧車には、多くの「名車」と呼ばれるモデルがあり、その多くは1980年代から2000年代に登場した。今回の東京オートサロン2025では、日産「R34 GT-R」とトヨタ「AE86(カローラレビン)」のレストア車が展示され、これらの車は今でも根強いファンを持つ名車だ。
日産スカイラインGT-Rシリーズは、ツーリングカーレースでの華々しい成績により、多くのスポーツカーファンを魅了した。特にR32、R33、R34のGT-Rは、市販車としても一級品の走行性能を誇り、その人気からGT-Rは日産の代表車両として、日本国内はもちろん、世界中でその名が知られている。
一方、トヨタAE86は1983年に登場したライトウェイトスポーツカーで、「カローラレビン」と「スプリンタートレノ」の2種類のボディタイプが展開された。AE86はレースでの活躍だけでなく、手頃な価格で軽快な走りを楽しめる点が若者に支持され、大人気漫画「頭文字D」に登場したことで、名車の中でも特に認知度が高い。車に詳しくない人でもAE86の名前を知っていることが多い。
また、ホンダ「シビック」やスバル「インプレッサ」など、人気の高い旧車は他にも多数存在するが、いずれも年式が古いため、経年劣化が進んでおり、ほとんどの車が修復を必要としている。